01_アート作品を買う人は何を求めているのか?

アート作品を買う人は何を求めているのか?

 

こんにちは!アーティスト育成コーチの江村です。

 

現代におけるアート、特に欧米のアートは、「ただ美しい絵」とか「ただ美しい写真」というのは全く評価されません。

 

なぜなら、欧米人は小学生の頃から分析と批評の仕方について学んでいて、それをすることが染み付いているからです。

 

欧米の国語教育というのは、日本のような「自分の感想を述べる時間」ではなくて、文学作品などを読み、なぜその作品がこういう構造になっているのか?などといったことを、時代背景や作者の置かれた状況などを調べ上げ、自分なりに仮説を立て、根拠を探し、その根拠を裏付ける説明をすることができるようになるための時間なのです。

 

それは美術にも当てはまります。

ですので、美術の授業ではこの分析も行います。

 

・作者がなぜこのモチーフを使ったのか?

・なぜ、この色を使ったのか?

・なぜ、この構図なのか?

・時代の流れに照らし合わせてみると、どういう特徴があるか?

 

といった問いを自分で立て、それを仮説検証します。

 

欧米人が友達と美術館に行った場合、どんな会話になるかというと、

 

「この絵の色は全体的に青が使われているから、夜を表していると思う」

 

「そうね。それに建物に雪のような白いものがあるから、季節は冬なんだと思うわ」

 

という「〇〇だから××だ」という会話になります。

 

日本人からみると非常に理屈っぽい感じがしますが、

欧米人は批評が好きなので、そういう会話を楽しみたいのです。

 

ですので、そういうものが成り立たないものは論外になってしまうわけです。

 

だから、

・時事問題

・社会や常識への問い掛け

・今までにない新しいものを提示している作品

が受けるわけです。

 

特に、今までにない新しいものを作品で提示するためには、これまでの欧米美術でどんなものが既に作られたのかを知った上で作品を作らないと、過去と照らし合わせての批評ができなくなってしまうのです。

 

それが、村上隆がよく話している、「アートの文脈を知れ」ということだと思います。

 

そしてもう一つ、アートを買う人がなぜアートを買うのかというと、

 

・純粋に絵が好き

・自分の家の壁を飾るため

・アートコレクションとして

・・・・です。

 

ぜひ、このポイントを抑えて作品作りをされてみてください。